会長挨拶

「守破離」新時代の第一歩を踏みしめるサロン

令和三年度会長渡邊 一博

 2019年、ラグビーワールドカップが日本で行われた際には日本代表が「One team」と言う言葉を使い活躍しましたが、「One for all,All for one」と言う言葉も、クローズアップされました。


 この言葉は、かつてラグビー日本代表の名フランカーとして名を馳せた山口良治氏をモデルに、京都伏見工業高校ラグビー部が全国大会優勝を果たすまでをドラマ化した「スクールウォーズ」で、元オールジャパン監督のモデルになった大西鉄之祐が日本代表選手に説いた言葉であります。「ラグビーにお

いて最も基本的な心がまえは、『One for all,All for one』。一人一人がチームのため己を捨て、各々の責任を全うしてこそ初めて勝利がうまれてくる。そのために最も必要なものは勇気である。その勇気の源は使命感であり、仲間への連帯感。使命感と仲間を信じる心から奇跡は生まれてくるのだ。」
 私は高校・大学とラグビーを行ってきて、ラグビーから生きる力を学んできました。今でも、ラグビースクールで子供達にラグビーを教えています。「One for all,All for one」は、ラグビーの精神で使われている言葉ですが、鯱の会の中でも通じるものがあると思います。


 昨年度は新型コロナウイルス感染症に翻弄され、鯱の会でも何度もコロナ対策の議論を重ねながらも事業の延期や中止に追い込まれ、前に進めないと言う厳しい現実がありました。コロナに対する考え方も、一人一人多種多様であります。


 今年度は、昨年の悔しい思いを教訓に、新たにコロナ対策特別委員会を設置し、コロナ禍の終息後の社会の変革を見据えながらWEB会議などを活用し鯱の会として前に進んで行きたいと思います。皆様のご協力のもと、すべての事業を開催することを前提に、「One for all,All for one」の精神で挑もうと思いますので、どうぞご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

「一人一人が皆の為に、各々の責任を全うしてコロナに打ち勝ちましょう」


名古屋商工会議所鯱の会
令和三年度会長

渡邊 一博