会長挨拶

『朋友の集う 寛容と敬愛のサロン』 原点回帰 伝統は立ち止まらない・つなぐ未来へ 鯱の会30周年

平成30年度会長  笠原 信明

 鯱の会は平成元年、23名の発起人により創設され、会員相互の自由な交流活動を通じて活発な運営をしてまいりました。私は当会を真面目であるけれどゆるやか、そして深くて強い、また 何より他をおもいやる「寛容と敬愛」に溢れる会と思っています。

 本年は創立30週年の節目を迎え、会員数も
180名を越える規模の団体になりました。そして、創設当初の先輩方々の想い、精神は今現在も引き継がれていると信じます。そこで、創立30年の節目に、その“鯱の会の精神”を会員の皆様と共有することにより、今一度、その30年前の精神(創設の想い)を考える一年とし、そして、新たなる未来への一歩にしたいと思います。

 また、「朋友」とは年齢・性別を越えてわかりあえる仲間を意味します。まさに鯱の会は、朋友という言葉通り、80歳を越える大先輩から50歳の新しく入会したばかりの会員までお互いの人格を認め、思いやり、尊重し合う仲間が集い、穏やかに交流しあう、魅力ある会です。それは、この会の最大の特徴であり、会員数を多く増やし、継続している理由のひとつかもしれません。そこで、節目にあたるサブテーマは「原点回帰 伝統は立ち止まらない・つなぐ未来へ」と致しました。
私たちは縁あってかつて若鯱会で共に切磋琢磨、自己研鑚してきた朋友です。良い時も辛い時も共に過ごしてきた同士です。IT、デジタルが叫ばれる昨今ではありますが、縁ある仲間が集い、伝統を大切にしながら立ち止まらず、しっかりと想いを未来へ繋いでいきたいと思います。


笠原信明