2016.02.18
2月18日、18時30分より ホテル名古屋ガーデンパレスにて、第6回定例会・講演会が85名の出席で開催されました。演題テーマは「名古屋に生まれた子供たちが大きくなって名古屋に生まれてよかったと思うこと」、講師は「ホンマでっかTV」等でおなじみの中部大学教授・工学博士・武田邦彦氏。
冒頭、名古屋大学大学院に赴任時、知人に「排他的な土地柄だから、徹底的にいじめられるぞ」と聞いてきたが、そんなことはまったくなかったと語り、愛すべき人たちと愛すべき土地、この名古屋市中区の橘町に家を建て、老後はそこでお暮らしになると自己紹介がありました。
講演では東京も大阪も名古屋を挟む都市は大きくなりすぎてほんとうのことが伝わりにくくなっている。名古屋は真の情報が集まる場所。名古屋の未来には希望があると解説。さらに氏の専門のエネルギー問題では、石油の枯渇はない(600万年分は埋蔵)という話等々、何事も既成情報に惑わされてはいけない…、という自説は終始、逆説的発想が多く会場は魅了されました。自分たちの子供のためにどういう未来に今なにをするか?では昔は貧しかったが、皆親を信頼していた。子供はその庇護の元で夢を抱けた。今、親としての責任・大人としての責任を果たすためには、重要なことは後に送らず、40、50歳代はおおいに議論し、自由に振る舞い、不合理であっても消費文化を受け入れる。そうすれば、活性化する。そしてそれを名古屋の人々が実践することを期待すると強調。
真の情報の集まる土地、聡明な人々の集まる名古屋、そこに育つ子供たちは昔のように、大きな夢を抱くことができるでしょう。そして、名古屋に生まれてよかったと思うでしょう。と締めくくりされました。
なお同事業は今年度の最終事業ということで、若鯱会卒業予定者が無料招待され、6 名の方が出席。壇上で自己紹介を行いました。