会長挨拶

「自他共栄」精力を善用し共に栄える

令和五年度会長山本 完

 今年度、名古屋商工会議所 鯱の会は35周年を迎えました。

 沢山の先輩方の努力と関係各位のご理解ご協力を改めて感謝しますと共に、素晴らしい鯱の会を次世代へつなげるため、今年度のテーマを「自他共栄」といたしました。

 これは柔道の父、講道館の創始者で日本人初のIOC(国際オリンピック協会)委員でもある嘉納治五郎先生のお言葉です。「自他共栄」とは、常に他の人を敬い感謝する心を持っていれば自分の行いが自分だけでなく、他の人のためにもなりそれがひいては世の中の繁栄につながること、そして「精力善用」とは、自分の心身の力を最大限に発揮して社会や他人のためになる良い方向に用いること、という意味です。

 35周年を迎える鯱の会は、現在およそ40歳の差がある様々な年代の方々で構成されています。経済、投資、世界の平和やSDGs、自身の体調、病気、親の介護や親しい方との別れなどなど、興味のある事や抱えている悩みもまた年代別で様々だと思います。鯱の会に対する思いや期待、要望もまた年代・立場によって違うと理解していますが、他の意見を尊重し相互理解をもって35周年を進めていけば、会員各位にとってより良い鯱の会になっていくと確信しています。

 そして鯱の会のより良い活性化を目指し、若鯱会から見て魅力のある鯱の会、入会したいと思ってもらえる鯱の会へと進化するために、名古屋商工会議所、若鯱会それぞれとも理解を深め共に栄えていきたいと思います。

 「自他共栄」のために「精力善用」のお力添えとご理解・ご協力、そして多くの会員各位による積極的な参加をお願いし、40周年へと繋ぐべく本年度の基本方針とさせていただきます。


名古屋商工会議所鯱の会
令和五年度会長

山本 完