2021.11.18
夜寒が身にしみる令和3年11月18日(木)、「許すチカラ〜人と自分を幸せにする魔法のチカラ〜」と題した第3回定例会が、金子恵美氏(元衆議院議員。以下「恵美さん」)を講師に迎え会場59名、Zoom19名、計78名参加の下、ハイブリット方式にて開催されました。
講演開始前から会場となったミライエレクストハウスナゴヤでは、どの様なお話が聞けるのかと言う参加者のワクワク感が伝わる雰囲気の中、開会宣言そして渡邊会長の挨拶から講演会が始まりました。
先ずは恵美さんが元衆議院議員であったこともあり、国会・政治家等の内部的な楽しい話から。
恵美さんによる岸田総理のイメージは「いい人」とのこと。「悪口を言わない・妬まない」人なので、政治家では珍しい存在とも。ただ、岸田政権は若い議員を積極的に起用するなど今後の期待が持てる政権とも感じてるそうです。
また、中国との外交的な関係の深刻さや今話題の文書通信交通滞在費(文通費)について、恵美さんのお考えを発言されました。
次に今回のテーマである「許すチカラ」に話は移り、夫である宮崎謙介元議員を絡めて週刊誌やマスコミでは知り得ない話を冗談交じりでありながらも、しっかりとした口調でかつ信念を持って話されました。
ネット・週刊誌での誹謗中傷についての話では、脳科学的にルールを守らない人に対して攻撃・制裁を下すことにより快楽を得られる(ドーパミンが分泌される)事が解っていること。日本人はその傾向が高く、ツイッターでも世界的に書込みが多いのは英語の次に日本語が多い事実。その為、人の意見に耳を傾ける事も必要だが確固たる信念を持っていることが大切だと恵美さんは語る。
それから、相手を理解する方法として以下の3点を挙げた。
@一端受け止める。(受入れるでは無く、直ぐに弾き返さないとのこと)
A相手が変わらなければ自分が変わる。(接し方を変える)
B「あら探し」では無く「良いところ探し」が重要
これらはコミュニケーションにも繋がるため、色々な場面でも当てはまるポイントである。
最後に、今から44年前の11月15日に起きた北朝鮮拉致問題において、拉致問題のパイプが未だ出来ていない。拉致問題はまだ解決していないことを日本国民は意識して欲しいと発言され、質疑応答へ移りました。
経営者の集まりである鯱の会らしく最低賃金「時給1500円」について等、数点の質疑に恵美さんのお考えを聞かせていただき、講演は終了いたしました。
その後、笠原副会長兼事業委員長の謝辞、そして恒例の全員笑顔の記念写真を「めぐみぃ〜!」(恵美さんのお名前)の全員のかけ声と共に撮り、皆さん笑顔の中で講演会を閉会しました。
恵美さんが会場を出てタクシーに乗り込むときに、数名の会員がタクシー前で出待ちをしてましたが、一人一人に暖かく声を掛け笑顔で手を振り去られた姿に、恵美さんの素敵な人柄を感じられた秋の夜でした。
(記事投稿:二宮伸吾 写真:広報渉外委員)